防災×テクノロジー×SDGsレポート
ドローンが運ぶ安心と希望の未来
一般社団法人日本ドローン協会 群馬事業所
ドローンが運ぶ安心と希望の未来
一般社団法人日本ドローン協会 群馬事業所
これからの時代を担うドローンのスペシャリスト
国土交通省の登録管理団体である一般社団法人日本ドローン協会群馬事業所は、現代技術の結晶であり、社会を担うインフラとしての活用が期待されているドローンの専門家集団です。様々な用途が想定されているドローンですが、空撮や輸送などの用途と共に、災害時での活用も期待されています。
同協会は、平時から災害時まで、ドローンの効果的な活用方法の策定から子供から大人まで、将来有望なドローン人材の育成を担うことで地域社会に貢献しています。
インタビュー
一般社団法人日本ドローン協会 群馬事業所 岡田晃二さん
ドローンによる災害支援チームの立ち上げ
具体的な災害協定としては、群馬県吾妻郡嬬恋村と日本ドローン協会茨城支部が2022年に結んだ災害協定に千葉・埼玉・大阪・長崎の事業所と連名で参加しています。有事の際には当群馬事業所自体が被災している可能性もありますが、全国のネットワークで協力体制を組めるのも一般社団法人日本ドローン協会の強みであると思います。
無人であること、道路状況に影響を受けないこと、輸送能力があること、カメラを用いた情報収集ができることに着目することで、災害時における有効なサポート手段になりうると考え、「群馬クレインドローンシールズ」というチームを立ち上げ、災害時支援を行うこととなりました。
無人であること、道路状況に影響を受けないこと、輸送能力があること、カメラを用いた情報収集ができることに着目することで、災害時における有効なサポート手段になりうると考え、「群馬クレインドローンシールズ」というチームを立ち上げ、災害時支援を行うこととなりました。

人の生命、財産を守る具体的な行動がしたかった
きっかけは、日本ドローン協会群馬事業所を主管する株式会社globeコーポレーションが東日本大震災という未曾有の災害の際、義援金を援助することしかできなかったことを憂いたと共に、有事の際には人の生命と財産を守ることができる組織でありたい、具体的な行動ができる組織でありたいと考えたことによります。災害時支援にうってつけのドローンの特長
無人であることが最もメリットであり、二次被害を減らすことができます。様々な付帯装置により暗視カメラ、サーモカメラ、アナウンススピーカー、孤立集落等が出た場合の物資輸送なども行うことができ、装備次第で様々な役割を持たせることもできます。ヘリコプターでは出動コストも出動までの時間もかかりますが、それに比べコストパフォーマンスもタイムパフォーマンスも優れることが期待できます。省スペースで離発着できることもメリットです。
ドローンを通した人材育成を
当協会では、ドローン教室を通してドローン人材の育成を行っています。教室以外にも、前橋市の小学校6年生に対して、ドローン×プログラミング×防災教育として外部講師を行った実績もあります。障がい者人材のドローンを通した活躍も想定しています。例えば、車いすの方であっても、ドローン操縦を通して健常者を変わらない社会での活躍ができると考えています。岡田さんから読者の皆さまへのメッセージ
ドローンで社会貢献をしませんか?
今後も市場拡大が期待できるドローンを取り巻く環境において、その恩恵を享受するにはドローンを操縦できる、運用できる人が増える必要があります。ドローンを軍事転用されているニュースを耳にしますが、ドローンが世の中を便利にする平和利用が進むことを期待しています。私たちは以下の観点から、SDGsへの貢献も念頭に置いています。
SDGs【4】
ドローン×プログラミング指導で子どもの将来につながる教育を行う
SDGs【8】
ドローンを用いた業務請負を行うことでドローンを仕事につなげていく
SDGs【9】
最先端の技術の普及活動によって実現していく
SDGs【11】
防災・減災の活動で実現していく
ぜひ、共にドローンの未来を描いていただければと思います。